京セラ、新潟の工場閉鎖へ 来年3月末、低価格化で

 京セラは4日、通信設備部品を生産する新潟県の新発田工場を来年3月末に閉鎖する方針を明らかにした。他社との競争が激しく、製品の低価格化が進み、将来的に収益改善が見込めないため。

 同社によると、新発田工場では正社員388人とパート90人が勤務。正社員の雇用は維持し、京都府や富山県、鹿児島県の3工場への配置転換を検討する。パートは契約期間満了までの雇用となる。

 新発田工場は1985年に凸版印刷の工場として稼働し、2013年に京セラ傘下に入った。買収当時はスマートフォンや通信インフラ関連の需要を取り込む狙いがあった。


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