米大統領、マスク緩和批判 「大きな過ち」

3日、ホワイトハウスで記者団に話すバイデン米大統領=ワシントン(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は3日、テキサス、ミシシッピ両南部州知事が新型コロナウイルスの感染防止のためのマスク着用義務などを解除すると表明したことを「大きな過ちだ」と批判し、科学に基づき、引き続き感染防止策に協力するよう呼び掛けた。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。

 サキ大統領報道官も記者会見で「大統領のマスク義務化は、命を救えるとの保健医療の専門家の勧告に基づいている」と強調。コロナ対策を軽視したトランプ前政権を念頭に「この国は科学を無視する政治指導者のために大きな犠牲を払った」と訴えた。

 保守色の強い両州は2日、店舗の通常営業を認め、マスク義務化も解除すると発表した。


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