2021年3月3日 22:00 | 無料公開
ブリンケン国務長官＝２月２６日、ワシントン（ＡＰ＝共同）
【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は３日、就任後初となる外交政策に関する主要演説を国務省で行う。同省が事前に発表した演説抜粋によると、新型コロナウイルスの世界的大流行封じ込めに向け、各国との協力を最優先事項に掲げる。同盟・友好国との関係を強化し、人権や民主主義を守るために、世界秩序を脅かす中国に対抗していく考えだ。
「米国民のための外交方針」と題した演説では、軍事介入による独裁国家の打倒は「うまくいかなかった」と否定。世界的な危機に対応するには「米国の指導力と関与が重要」とし、外交を重視していくバイデン大統領の姿勢を色濃く反映させた内容となった。
