Qアノンのデマで警備強化 米議会、襲撃の懸念が再浮上

 【ワシントン共同】トランプ前米大統領を救世主とあがめ、陰謀論を唱える「Qアノン」信奉者の間で「トランプ氏の大統領就任式が4日に開かれる」とのデマが拡散している。連邦議会では1月のトランプ氏支持者による襲撃の記憶が色濃く残っており、懸念が再浮上。議会警察は今月2日までに、暴動となる具体的な情報はないとしながらも予防的措置として警備を強化した。

 議会警察は議員に対し「首都ワシントンに、抗議や暴力を目的に集団が来るという兆候はない」としつつ「議員やスタッフの安全を守るため増員し、州兵の支援も維持する」と説明し、警戒を高めている。


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