ドクターヘリの操縦要件見直し 機種更新、追加配備を容易に

 国土交通省は4月からドクターヘリの操縦要件を見直す。新型機への更新や追加配備が相次いでおり、機種が変わっても、長時間の訓練飛行を不要とし、速やかに運用できるようにする。

 ドクターヘリは自治体が所有し、運航を民間企業に委託。けが人や急病患者を搬送するため安定した飛行が求められ、操縦士について国は「機長としての飛行経験が千時間以上」といった要件を定めている。

 ただ機種の更新を想定しておらず、型式が変わると新たに長時間の訓練が必要だった。見直し後、ドクターヘリの機長経験が一定以上あれば、別の機種も短期間で操縦できるようにする。


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