イタリア新規感染、変異株5割超 急拡大、学校規制を強化

 【ローマ共同】イタリア国立衛生高等研究所のブルサフェッロ所長は2日、記者会見し、新型コロナに関する2月中旬の調査で、新規感染者のうち英国由来の変異株の感染者が54%を占めたことが分かったと述べた。2月上旬の18%から急拡大しており、現在さらに増加の恐れがあるという。

 英変異株は従来型より感染力が強く、若者や子どもにも感染しやすいと指摘。イタリア政府は3月6日から適用される新たな首相令を発表し、学校に関する規制を強化しリモート授業の対象を拡大すると明らかにした。

 イタリアでは新型コロナにより連日数百人が死亡しており、累計の死者は9万8千人を超えている。


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