サウジ皇太子を記者殺害で告発 国境なき記者団、ドイツ検察に

 【パリ共同】国境なき記者団(RSF)は2日、サウジアラビア当局による記者ジャマル・カショギ氏殺害などジャーナリスト迫害に関し、同国のムハンマド皇太子ら5人を人道に対する罪でドイツの検察に告発したと発表した。

 ドイツ・カールスルーエの検察当局に1日告発した。RSFは「ドイツの法律は外国で行われた国際的な重大犯罪に関して自国の司法制度に管轄権を認めているため、告発先として最適」とした。

 被害者はカショギ氏と、サウジで投獄されたジャーナリスト34人の計35人。RSFは言論抑え込みを図るサウジ当局が組織的に拷問や暴行、違法拘束などの迫害を加えていると訴えている。


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