居住地外でワクチン接種へ、岡山 利便性確保で体制整備

 岡山県が、新型コロナウイルスワクチンの住民接種について、居住地以外の県内の自治体でも受けられるように共同接種体制の整備を進めていることが2日、県への取材で分かった。医療体制の整っていない自治体を支援するほか、市町村をまたいで通勤や通学する県民の利便性確保が狙い。全県単位での取り組みは珍しいとみられる。

 県によると、県が全市町村に連携を打診し、了承を得た。当面は医療機関での個別接種を想定し、予約システムの共通化に向けて検討を進めている。公共施設などを利用した集団接種での連携も模索する。

 金沢市と周辺市町が共同接種を検討するなど、取り組みが広がっている。


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