政府、震災追悼式の開催決定 2年ぶり、国立劇場で両陛下出席

2019年3月11日、東京都千代田区の国立劇場で行われた政府主催の東日本大震災追悼式

 政府は2日の閣議で、東日本大震災から10年となる11日午後、東京都千代田区の国立劇場で追悼式を開くと決定した。天皇、皇后両陛下が出席し、天皇陛下がお言葉を述べられる。陛下の出席は、皇太子時代を含めて初めて。昨年の政府追悼式は新型コロナウイルスの影響で中止されており、開催は2年ぶり。

 菅義偉首相や衆参両院の議長らも参加し、発生時刻の午後2時46分に黙とうする。感染防止のため参加者は大幅に絞り込む。

 菅首相は2日、追悼式を前に談話を発表。「復興に全力で取り組む。震災の教訓を風化させることなく、災害に強い国づくりを進める」との決意を表明した。


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