逃亡支援の親子引き渡し ゴーン元会長隠避容疑

2019年12月、トルコのイスタンブール空港で防犯カメラに写ったマイケル・テイラー容疑者(中央右)(AP=共同)

 【ボストン共同】米政府は1日、元日産自動車会長カルロス・ゴーン被告(66)のレバノン逃亡を手助けしたとして、米国で拘束した米国籍の親子2人の身柄を日本側に引き渡した。AP通信が伝えた。東京地検が犯人隠避などの疑いで2人を逮捕したとみられ、ゴーン被告逃亡の経緯などを追及する。

 2人を乗せたとみられる飛行機は1日正午すぎ(日本時間2日未明)、ボストン国際空港を離陸した。搭乗ゲート付近では複数の警察官が警戒し、駐機場にも警察車両が展開する厳戒態勢だった。

 2人は米陸軍特殊部隊グリーンベレーの元隊員マイケル・テイラー容疑者(60)と息子のピーター容疑者(28)。


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