両陛下、震災復興で進講受ける 岩手をオンライン見舞いへ

 天皇、皇后両陛下は1日、住まいの赤坂御所で、復興庁の由木文彦事務次官らから、発生から10年を迎える東日本大震災の被災地復興状況に関する進講を受けられた。宮内庁は同日、天皇陛下がオンラインで岩手県を見舞うと発表した。

 両陛下はたびたび被災地に足を運ぶなど関心を寄せてきた。天皇陛下は2月、誕生日に先立って行われた記者会見で「震災からの傷がまだ癒えていないというような気がいたします」と被災地を案じた。

 2月に福島県の被災者をオンラインで見舞う予定だったが、同13日に発生した震度6強の地震を受けて見合わせとなった。11日の政府主催の追悼式に出席する方針。


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