首相、山田広報官辞職を陳謝 「迷惑を掛け大変申し訳ない」

菅義偉首相、山田真貴子前内閣広報官

 山田真貴子内閣広報官(60)が1日、体調不良を理由に辞職した。放送事業会社に勤める菅義偉首相の長男正剛氏側からの7万円超の高額接待が批判を受け、事実上の引責となった形だ。首相は「国会や皆さんに迷惑を掛けて大変申し訳ない。後任はできる限り早く決定したい」と官邸で記者団に述べ、陳謝した。野党は「放送行政がゆがめられた疑念がある」(江田憲司立憲民主党代表代行)と引き続き追及する。政府は、後任の広報官人事について慎重に人選を進める。

 首相は、山田氏の任命責任を記者団に問われたが直接答えず「このような形での辞任は大変残念だ」と語った。


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