米ゲームセンター事業から撤退 バンダイナムコ、コロナで

 バンダイナムコホールディングスは1日、米国で展開するゲームセンター事業から撤退すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う来店客の減少が主な要因で、同業の3社に譲渡する。売却額は非公表。

 米国の現地法人が運営する直営店34店舗、直営大型店1店舗、商業施設へのゲーム機器設置事業が対象。3月31日に事業譲渡を予定している。厳しい市場環境が続いており、2021年3月期の同事業の営業損益は13億円の赤字を見込んでいた。

 同社は構造改革費用として21年1〜3月期に130億円の特別損失を計上する予定で、事業撤退に関わる一連の費用は織り込まれているという。


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