米国で3例目ワクチン実用化へ 1回接種のJ&J製、許可勧告

ジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチン(同社提供・ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は26日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンの緊急使用の許可を勧告した。FDAは近日中に許可する見通しで、米国で3例目の実用化となる。日本政府と供給の契約はない。

 先に実用化した米ファイザー製と米モデルナ製は2回接種が必要だが、J&J製は1回で済む。零下20度の冷凍庫で2年間、2〜8度の冷蔵庫では3カ月保存でき、取り扱いが容易な利点もある。臨床試験で、接種28日後に中等症から重症の発症率を66%抑えた。


  • LINEで送る