2021年2月26日 21:43 | 無料公開
斎藤慎太郎八段
将棋の渡辺明名人(36)への挑戦権を懸けた第79期名人戦A級順位戦の最終9回戦は静岡市で指され、斎藤慎太郎八段(27)が27日、佐藤天彦九段(33)を破り、通算成績8勝1敗の首位で初挑戦を決めた。
一斉に指された最終局は、2敗で追っていた広瀬章人八段(34)が先に敗れ、その時点で斎藤八段の1位が確定。その後に勝利を挙げて名人挑戦に花を添えた。
斎藤八段は奈良市出身。2004年に棋士養成機関の奨励会に入会し、12年にプロの四段となった。18年に初タイトルとなる王座を獲得した。順位戦では前期、B級1組から最上位のA級へ昇級。初参加で名人への挑戦権を得た。