海保大型巡視船が初入港 鹿児島、尖閣警備を強化

鹿児島港に初入港した大型巡視船「あかつき」=26日午後、鹿児島市

 鹿児島海上保安部所属の大型巡視船「あかつき」(約6500トン)が26日、鹿児島市の鹿児島港に初入港した。ヘリコプターを搭載可能で、機関砲も装備。海保では最大クラスとなる。沖縄県・尖閣諸島などの離島や遠方海域の警備強化のため新造された。

 第10管区海上保安本部(鹿児島)の一條正浩本部長は、中島利文船長らに「国民の安全安心に大きく貢献することが求められている」と訓示。中島船長は取材に「長期航海にも耐えられる職場環境をつくりたい」と話した。

 あかつきは16日に長崎市の造船所から引き渡され、訓練中だった。ヘリ搭載型の大型巡視船としては6隻目。


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