児童生徒の感染、1月に急増 家庭内目立つ、文科省集計

新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 文部科学省は26日、一斉休校がほぼ終わった昨年6月から今年1月までの児童生徒の新型コロナウイルス感染状況を発表した。全国の小中高と特別支援学校で計1万2107人。緊急事態宣言が再発令された1月上旬から中旬にかけ急増していた。

 感染経路は半数超の6812人が家庭内で、学校内は1663人。「家庭・学校以外の活動」は929人、経路不明2652人などとなっている。学校で5人以上のクラスター(感染者集団)が発生した事例は236件だった。文科省の担当者は「学校で感染リスクが高まる傾向は確認されていない」としている。


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