学術会議「法に従い任命求める」 梶田会長が強調

 日本学術会議の梶田隆章会長ら幹部が25日、定例の幹事会後にオンラインで記者会見し、菅義偉首相による会員候補6人の任命拒否問題の解決を改めて要求した。6人の再任命について政権側が「任命の手続きは終了した」と拒否していることに対し梶田氏は「本当に終了したと言えるのか議論の余地はある。法の定めに従って任命を求めていく」と強調した。

 学術会議法は会員数を210人と規定。任命拒否が原因で欠員が続く事態について、梶田氏ら幹部はこれまで「会議の独立性を侵す可能性がある」との見解を示している。


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