コミック市場が過去最大に 6000億円超、「鬼滅」効果

東京都内の書店=2020年12月

 出版科学研究所は25日発売の「出版月報」2月号で、昨年のコミック市場の規模が前年比23・0%増の6126億円となり、1978年の統計開始以来で最大となったと発表した。人気漫画「鬼滅の刃」の爆発的ヒットに加え、緊急事態宣言に伴う「巣ごもり」需要が追い風となった。

 同研究所によると、紙のコミックス(単行本)と漫画誌を合わせた推定販売金額が13・4%増の2706億円。電子コミックが31・9%増の3420億円だった。

 市場規模のピークはこれまで、95年の5864億円が最大だったが、今回初めて6千億円を超えた。


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