1月の百貨店売上高、29%減 緊急事態宣言再発令が響く

 日本百貨店協会が25日発表した1月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比29・7%減だった。昨年12月の13・7%減から減少率が広がった。新型コロナウイルス感染拡大で緊急事態宣言が再発令されたことにより来店客が減ったことが影響した。前年を下回ったのは16カ月連続。

 全店ベースの売上高は約3265億円。訪日外国人による免税売上高は87・4%減だった。

 一方、日本チェーンストア協会が25日発表した1月の全国スーパー売上高は、既存店ベースで1・2%増となり4カ月連続で前年実績を上回った。外出自粛に伴う「巣ごもり需要」で、食料品を中心に堅調だった。


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