国内広告費、9年ぶり減少 2020年、過去2番目の下げ幅

 電通が25日発表した2020年の国内総広告費は、前年比11・2%減の6兆1594億円だった。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、東日本大震災があった11年以来、9年ぶりに減少した。下げ幅はリーマン・ショックの影響を受けた09年に次ぐ過去2番目の大きさだった。

 新型コロナの影響でイベントの延期や中止が相次いだほか、広告主が宣伝予算を絞り込んだことで広告出稿が減少した。東京五輪・パラリンピックの延期も打撃となった。


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