2021年2月25日 11:45 | 無料公開
【北京共同】中国の自動車大手、浙江吉利控股集団は24日、傘下に持つ吉利汽車と、同じくグループのスウェーデンのボルボ・カーの関係強化を発表した。当初検討していた合併を断念し、車の電動化やインターネットでつながる「コネクテッドカー」など次世代車の研究開発で協力を深める。エンジン部門は新会社を設立して統合する。
互いのブランドは維持するという。部品の共通化や共同調達でコストを削減し、ボルボの販売網も生かす。生産コストを下げる狙いもある。
中国では電動化が急速に進んでいる。新たなハイブリッド車やEVの開発にこぎつければ、日系メーカーとの競争も激しくなりそうだ。