ボーン上田賞に芹田、藤本両記者 国際報道で優れた業績

芹田晋一郎氏

 国際報道で優れた業績を上げたジャーナリストに贈られる「ボーン・上田記念国際記者賞」の2020年度受賞者に24日、共同通信社外信部次長の芹田晋一郎記者(48)と、産経新聞社東京本社編集局副編集長の藤本欣也記者(57)が選ばれた。授賞式は3月29日。

 芹田氏は、2008年に沖縄県・尖閣諸島の領海に中国公船が初めて侵入した事件で、当時の公船指揮官をインタビュー。06年から計画していた事実を明らかにした。

 藤本氏は、20年6月に香港国家安全維持法が施行された際、「一国二制度」の死を意味すると断じ、逮捕された蘋果日報創業者ら多くの関係者をインタビューした。


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