パノラマで火星の平原を撮影 着陸時の動画、風の音も録音

探査車パーシビアランスが20日に捉えた火星の大地。6枚の画像を合成したパノラマ写真をNASAが公開した(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)は22日、火星着陸に成功した探査車パーシビアランスが20日に周囲の大地を撮影したパノラマ画像をウェブサイトで公開した。ところどころ岩が露出した茶色の平原が広がっている。

 探査車がパラシュートを開いて火星の地表に着くまでの間、赤茶けた大地が徐々に迫る様子を鮮明に捉えた映像や、火星に吹く風の音の録音も公表。

 風の音は数秒間ほどだが「目を閉じ、火星に座っている想像をしながら聞いてほしい」(NASAチーム)としている。

 動画は3分強で、着陸の過程を探査車や母船、それらを収納したカプセルに搭載したカメラでそれぞれ捉えた。


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