新旧「菅」首相が初論戦 コロナ禍の危機管理をテーマに

 22日の衆院予算委員会集中審議で、菅義偉首相と立憲民主党の菅直人元首相による「新旧」首相が初めて論戦を交わした。菅氏は約10年前の首相在任時の東京電力福島第1原発事故を引き合いに、新型コロナウイルス禍の首相の危機管理に対する認識をただした。

 菅氏は「漢字表記が同じでかつては時折混同された」と明かして質疑を始めた。コロナ感染拡大の最悪のシナリオを想定しているのか尋ねた菅氏に対し、首相は「それは危機管理の要諦だ。変異株にワクチンが効かないなどいろんな想定をして対策するのは責務だ」と強調。新たな事態には専門家の意見を聞いて対処すると答弁した。


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