地震1週間、新幹線運休で駅閑散 福島や宮城で自宅修理続く

仙台駅近くの高速バス乗り場に並ぶ人たち=20日午後、仙台市

 震度6強を観測した地震から1週間を迎えた福島、宮城両県では、20日午後も自宅の応急修理をする住民の姿が見られた。発生後初めての週末は、東北新幹線の運転見合わせにより東北の玄関口・仙台駅も閑散としていた。

 震度6強を観測した福島県相馬市。屋根にはブルーシートが掛かり、壊れたブロック塀が積み重ねられていた。剥がれた自宅の壁を塗り直していた男性(72)。東日本大震災に触れ「10年で2回もこんな大地震に遭うとは思わなかった」と表情を曇らせた。

 仙台駅近くの高速バス乗り場は、東京などへ向かう乗客で列ができた。

 東北新幹線は24日に全線で運転再開の予定。


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