政権、コロナ孤独対策「看板」に 関係閣僚や支援団体の会合開催へ

「孤独・孤立対策担当室」の看板を掛ける坂本1億総活躍相(右から2人目)。左端は谷内繁室長=19日午後、東京都千代田区(代表撮影)

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う孤独や社会的孤立の問題に対応するため、政府が25日に首相官邸で、菅義偉首相をはじめ関係閣僚と民間の支援団体代表らによる会合を開催することが19日、分かった。3月上旬には関係省庁連絡会議を設置する方針。省庁横断で取り組む姿勢を示すことで、政権の新たな“看板”政策としてアピールする狙いがありそうだ。

 ただ、孤独や孤立は定義や指標があいまいなこともあり、即効性がある対策を示せるかどうかは不透明だ。

 会合は「孤立を防ぎ、不安に寄り添い、つながるための緊急フォーラム」。夏に策定する経済財政運営指針「骨太方針」に対策を盛り込む。


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