電子書籍+権利が「紙」上回る 講談社の11月期決算

 講談社が19日発表した2020年11月期決算によると、電子書籍と権利ビジネスを合わせた売上高が紙の出版物を初めて上回った。

 同社によると、紙の書籍と雑誌を合わせた売り上げが前期比1・2%減(約635億円)だった一方で、電子書籍は19・4%増の約532億円。アニメ化やゲーム化、映画化などに伴う権利ビジネスによる収入も海外向けを中心に好調で約170億円に上った。

 講談社全体の売上高は6・7%増の約1450億円、当期純利益は50・4%増の約109億円となった。


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