75歳以上死亡事故は333件 減少傾向も高割合13・8%

 75歳以上のドライバーが最も過失の重い「第1当事者」となった交通死亡事故が、2020年は333件(前年比68件減)だったことが18日、警察庁の統計で分かった。運転免許保有者10万人当たりの件数は5・6件で、75歳未満の2・7件と比べ2倍以上高く、車やバイクによる交通死亡事故2408件のうち13・8%を占めている。

 19年に東京・池袋で起きた高齢運転者の暴走事故の影響もあり、免許証の自主返納や安全運転サポート車(サポカー)の普及が進む。一方で事故割合は高止まりが続いている状況だ。


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