米探査車、火星着陸へ 生命の痕跡を目指し

母船からつり下げられ火星に着陸する探査車パーシビアランスの想像図(NASA提供・共同)

 【ワシントン共同】米航空宇宙局(NASA)が昨年7月に打ち上げた探査車「パーシビアランス」が18日午後(日本時間19日午前)、火星に着陸する。数十億年前、微生物が生きていた可能性がある火星で生命の痕跡を探すのが目的で、数々の難関に挑む。

 小型車ほどの大きさのパーシビアランスは重さは約1トン。2012年、着陸に成功した探査車キュリオシティーと同じく、母船がつり下げて着陸させる方法を用いる。

 カプセルに収められた母船と探査車は秒速5キロ超の猛スピードで火星の大気圏に突入。高度約11キロでパラシュートを開いた後、高度約2キロで母船と探査車がカプセルから離れる。


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