地震負傷者、9県で150人 住宅被害相次ぐ

地震で倒壊し、道路をふさぐ住宅の門=14日午後1時31分、福島県桑折町

 福島、宮城両県で最大震度6強を観測した13日深夜の地震の負傷者は14日、共同通信の集計で宮城、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川の9県で155人となった。住宅被害が相次ぎ、福島、宮城では少なくとも約240人が一時、新型コロナウイルスの感染防止対策が取られた避難所に身を寄せた。

 東北と関東などで最大90万戸を超えた停電は解消したが、福島、宮城で断水が続いた。厚生労働省によると、宮城や福島、茨城、栃木県内で最大約2万5700戸が一時断水した。福島県が災害派遣を要請した自衛隊は、震度6強に見舞われ、ほぼ全域で断水した新地町で給水活動を始めた。


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