東大の感染経路ソフト、インドへ 通信記録で解析、試験導入

 携帯電話やスマートフォンの通信記録から人の移動を分析する東京大のソフトウエアが、新型コロナウイルス感染経路の分析のため、インドで試験導入されることが5日、分かった。アジア防災センター(神戸市)が仲介し、3月末までの開始を目指す。

 ソフトウエアは東京大の柴崎亮介教授(空間情報工学)のグループが2013年ごろから開発し改良を続けている。アフリカでエボラ出血熱の感染拡大を分析した実績がある。インドの新型コロナ感染者は昨年12月、1千万人を突破。世界銀行が昨年、最新技術を活用した同国での感染対策事業を公募し選定された。


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