警部補自殺で公務災害申請 長崎、上司がパワハラ

 上司からパワハラを受けた長崎県警佐世保署の40代の男性警部補が2020年10月に自殺した問題で、警部補の妻は3日、県警に公務災害認定請求書を提出した。

 請求書によると、警部補は20年3月23日に同署に異動してからの約半年間、上司だった交通課長から他の職員らの前で「係長としての能力がない」「できないなら係長をやめろ」などの発言を受けた。時間外労働は月200時間前後で休日も出勤。10月3日に佐世保市内で自殺した。うつ病やストレス障害を発症していたと考えられるとしている。

 県警は12月、警部の発言をパワハラと認定し、戒告の懲戒処分にした。


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