東京と大阪、依然ステージ4水準 専門家ら「解除は慎重に」

JR東京駅前を歩くマスク姿の人たち=27日午前

 政府が、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言を発令してから28日で3週間を迎え、期限の2月7日が迫る。現在、宣言の対象となっている11都府県の感染者数は全地域で減少傾向にはあるが、東京や大阪など7都府県で依然として「ステージ4」(爆発的感染拡大)の水準だ。病床の逼迫度はより深刻な状況が続いており、専門家や医療関係者からは、解除は慎重に判断するよう求める意見が出ている。

 首都圏の1都3県を対象に1月7日に宣言を出してから約2週間は全国的に感染者数が増加傾向にあったが、足元では減り始めた。ただ、28日の東京は1064人、大阪は397人と高い水準。


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