武漢でWHO調査団始動 コロナ起源究明へ現地展開

隔離先のホテルを出て、バスに乗るWHOの国際調査団のメンバーら=28日、中国・武漢(共同)

 【武漢共同】新型コロナウイルスの起源を探るため中国湖北省武漢に入った世界保健機関(WHO)の国際調査団は28日、2週間の隔離措置のために滞在していた武漢のホテルを離れ、調査を本格始動させた。流行初期に多くの症例が出た市場に関する調査などを進める。流行確認から1年以上が経過したが、感染経路の究明につながるかどうかが焦点だ。

 調査団メンバーらは28日午後、マスク姿で大型バスに乗り、隔離先のホテルを離れた。2月上旬にかけて現地調査を進めるとみられる。

 武漢市中心部にある「華南海鮮卸売市場」で扱われていた野生動物の種類などを確認する。


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