生きたダイオウイカが漂着 島根、冷凍保存に

島根県出雲市の猪目漁港で生きたまま発見されたダイオウイカ=26日(しまね海洋館提供)

 島根県出雲市の猪目漁港で、体長約4・1m、重さ約170キロのダイオウイカが生きたまま見つかったと、県立しまね海洋館(浜田市)が28日、発表した。深海に戻すのは難しく、捕獲後に動画撮影し、冷凍保存された。担当者は「生きたダイオウイカが漂着するのは全国的にも珍しい」と話した。

 同館によると、ダイオウイカは通常、水深600mより深い太平洋側に生息している。海流の影響により、日本海に迷い込んだ可能性があるという。26日、漁師が生きたまま捕獲した。

 同館で冷凍保存され、臓器が腐っていないことや、赤褐色の体色が残っていることから、今後の研究への活用が期待される。


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