広島市長、核禁会議参加へ ウィーンで今年末開催予定

松井一実広島市長

 広島市の松井一実市長は28日の記者会見で、22日に発効した核兵器禁止条約の締約国会議に、非政府組織(NGO)「平和首長会議」の会長として参加する意向を表明した。「為政者を核抑止論から解放するため、核廃絶を求める市民社会の構築を目指そうと訴えたい」と述べた。

 第1回締約国会議は、今年末にもオーストリアの首都ウィーンで開催される見通し。条約は平和首長会議などNGOの出席を認めている。被爆者も招待される予定だが、日本政府は参加に消極的という。


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