除雪機誤使用に注意 死亡事故19件

安全装置「デッドマンクラッチ」をテープでハンドルに固定した除雪機の誤使用例(製品評価技術基盤機構提供)

 製品評価技術基盤機構(NITE)は28日、豪雪地帯を中心に、除雪機の誤使用などによる死亡事故が2010年4月から10年間で19件に上ったと明らかにした。安全装置を無効にしていたケースや、雪詰まりの除去作業でけがをする事故が多いとして、注意を呼び掛けた。

 NITEによると、安全装置「デッドマンクラッチ」をハンドルと一緒に握るタイプの除雪機では、クラッチをテープなどで固定していたために、転倒時、除雪機が停止せず、下敷きになる事故があった。エンジンを切らずに内部の雪詰まりを除こうとして、回転刃に手を巻き込まれたケースも多く「雪かき棒を使用するように」と求めた。


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