レスリング協会、専務理事を降格 コーチらの報酬寄付発案で

 日本レスリング協会は27日、オンラインで臨時理事会を開き、代表コーチらに国などからの報酬の一部を協会に寄付させた問題を協議し、不適切な会計処理があったとして、寄付を発案した高田裕司専務理事(66)=副会長兼務=の役職を解き、理事降格の処分を決めた。

 寄付は2009年ごろから約3年間、応じた16人のコーチから約1400万円を集めたという。事実上強制に近いものもあり、強化委員会の一部で使途を決め、協会に報告されていなかった。18日の臨時理事会では全理事が辞任すべきだとの意見も出た。

 昨年4月、JOCに告発文が届き日本協会が調査。JOCは処分を検討している。


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