広島の全市民PCRに10億円 28万人想定、1カ月間で実施

 広島県が、広島市中心部4区の全住民と就業者合わせて最大80万人を対象に計画する新型コロナウイルスの無料PCR検査の概要が27日、関係者への取材で分かった。検査は任意で、実施期間は2月中旬から約1カ月間。対象者のうち実際に検査を受けるのは28万人と想定し、費用は約10億円を見込んでいる。県が近く発表する予定。

 検査数は1日最大8千件と想定。住民向けには、区ごとに会場を設け、唾液を採取する。就業者向けには、職場に検査キットを配布し、提出してもらう方法を検討している。複数の検体を同時検査する「プール方式」も導入し、1カ月程度で終えたい考えだ。


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