20年映画興収、00年以降最低 「鬼滅の刃」が2割占める

東京都内の映画館に掲げられた、アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」のポスター=2020年12月

 日本映画製作者連盟(映連)は27日、2020年の映画概況を発表した。新型コロナウイルス禍で邦画と洋画を合わせた国内興行収入(興収)の総額は、現行の統計方法が始まった00年以降で最低の1432億円で、過去最高を記録した前年と比べ45・1%減となった。

 国内興収記録を塗り替えた「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(昨年末時点で約325億円)は全体の約22%を占め、「鬼滅」頼みの1年だったことが改めて浮き彫りになった。


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