沖縄の観光客、6割減少 20年、コロナで大打撃

 沖縄県は26日、2020年に同県を訪れた観光客数が、前年に比べ約642万7300人減の約373万6600人だったと発表した。前年比63・2%減少しており、減少数、減少率ともに過去最大となった。県は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、旅行の自粛が広がったことが主な要因と説明している。

 県によると、暦年の観光客数としては、東日本大震災の影響を受けた11年以来9年ぶりに前年比で減少に転じた。国内観光客の減少に加えて、海外からの入国制限措置が導入されたため外国人も大幅に減った。

 県幹部は、21年の見通しに関しても「大変厳しい状況だ」との認識を示した。


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