全日空、長期休職制度を導入 理由不問で最大2年、4月から

全日空のロゴマーク=2020年10月、羽田空港

 全日本空輸が、理由を問わずに最大2年間休職できる「サバティカル休暇制度」を今年4月から導入することが26日、分かった。国内企業では数カ月の導入事例はあるが、年単位の長期取得は珍しい。無給だが、1年以上の場合は補助金として20万円を支給する。2021年春闘が実質的に始まり、先進的な取り組みとして注目を集めそうだ。

 航空業界は新型コロナウイルス流行で国際線の旅客需要が激減し、客室乗務員を中心に大規模な一時帰休が続いている。

 対象はパイロットや客室乗務員、地上職の正社員約1万5千人。休業・休職期間中は会社が社会保険料を負担する。


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