20年の外食売上高、15%減 外出自粛影響、落ち込み過去最大

東京・新橋の飲食店街=2020年12月

 外食事業者でつくる日本フードサービス協会が25日発表した2020年の外食売上高(全店ベース)は、前年比15・1%減となり、比較可能な1994年以降で、過去最大の減少率となった。前年実績を下回るのは6年ぶり。新型コロナウイルスの影響による外出自粛の強まりに加えて、政府の緊急事態宣言に伴う臨時休業や営業時間の短縮が響いた。

 全業態がマイナスで、特に酒類を提供し、時短営業の影響を受けやすいパブ・居酒屋が49・5%減と大きく落ち込んだ。ファミリーレストランは22・4%減、比較的堅調だったファストフードでも3・7%減だった。


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