機内食、ネット販売が好調 旅行気分と好評、廃棄削減にも

 航空大手2社による機内食のインターネット販売が好調だ。全日本空輸は国際線の機内食を売り出したところ、発売開始から数日で完売する商品が続出。旅行気分を味わえると好評で、フードロスの削減にも一役買っている。

 航空各社は需要が激減して経営環境が厳しい中、収益源を広げるため知恵を絞っている。

 全日空は、実際に機内で提供するため製造したが、使われなかったエコノミークラスの機内食セットを昨年12月から今月にかけて計3回売り出した。いずれの回も、北海道のチキンザンギ丼や岡山のデミカツ丼、宮崎のチキン南蛮丼をイメージした機内食など400〜2千セットが数日で売り切れた。


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