オホーツクの「冬の使者」接近 海原に白銀、雄大なうろこ模様

北海道・網走沖で、流氷に覆われた海面をかき分けるように進む観光砕氷船=24日午前(共同通信社ヘリから)

 北海道のオホーツク海沿岸に「冬の使者」流氷が接近している。上空から撮影した24日、網走沖約2キロ付近では、幅約1キロ弱とみられる白銀の流氷帯が、雄大なうろこ模様を海原に広げていた。

 この日は好天に恵まれ、遠くに知床連山を望みながら観光砕氷船「おーろら2」が流氷帯をゆっくりと航行。海原に曲線の航跡がくっきりと描かれ、青と白のコントラストが際立った。

 網走地方気象台は17日、網走市の陸地からオホーツク海の流氷が肉眼で見える「流氷初日」を迎えたと発表。平年より4日早く、昨年より23日早い。


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