競泳池江、五輪選考会の基準突破 北島康介杯、100m自由形

女子100メートル自由形で55秒35の4位に入った池江璃花子=東京辰巳国際水泳場(代表撮影)

 白血病からの完全復活を目指す競泳女子の池江璃花子が23日、東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権(4月3〜10日・東京アクアティクスセンター)の参加標準記録を突破した。東京辰巳国際水泳場で行われた北島康介杯で今年初めてのレースに臨み、100m自由形で55秒35の4位に入った。

 20歳の池江は昨年8月、約1年7カ月ぶりに実戦復帰した。2024年パリ五輪でのメダル獲得を目標に掲げ、東京五輪出場はいったん断念したが、1年延期となった大舞台への道も見えてきた。日本選手権の同種目の参加標準記録は56秒53。午前の予選で56秒16をマークし、決勝もタイムを伸ばした。


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