2021年1月22日 20:07 | 無料公開
防衛省統合幕僚監部は22日、領空侵犯の恐れがある外国機への航空自衛隊戦闘機の緊急発進(スクランブル)が、昨年4〜12月は、前年同期から198回減少の544回だったと発表した。
防衛省によると、対中国が国別で最多の331回に上ったが、前年同期から192回の大幅減で全体の減少につながった。対ロシアは10回減の206回。防衛省は、中国の動向に関し「範囲が拡大し、長距離・長時間の飛行も確認している。活発化の傾向に変わりはない」と説明している。
全国に四つある空自の航空方面隊ごとの回数は、南西航空方面隊が284回で最多。