2021年1月22日 18:54 | 無料公開
パトロールする中国海警局の艦船=2020年7月(新華社=共同)
海上保安庁は22日、長崎県の男女群島・女島西方の東シナ海で海洋調査中の海上保安庁の測量船「拓洋」が、韓国海洋警察庁の船から中止要求を受けたと発表した。日本側は、日本の排他的経済水域(EEZ)での正当な活動だとして、外交ルートで韓国に抗議した。
海保によると、22日午前6時20分ごろ、女島の西方約163キロで、韓国海洋警察庁の船から無線で「韓国の管轄する海域で、調査は違法だ」と中止要求があった。要求は断続的に繰り返された。
海保の調査は1月に開始し、2月までの予定。海保側は無線で日本のEEZ内での正当な調査と応答し、予定通り続けるとしている。