男性行員が3億7千万円を着服 三井住友信託銀、資産運用を担当

 三井住友信託銀行は22日、30代の男性行員が架空のキャンペーンを顧客に持ち掛けるなどの手口で、預金など約3億7千万円を着服していたと発表した。現時点で判明している被害者は20人。同行は着服事例がさらにあるとみて、行員がこれまでに勤務した支店の顧客に注意を呼び掛けた。

 行員は個人顧客の資産運用を担当。2020年12月に自ら申告して発覚し、同行は既にこの行員を懲戒解雇した。着服した金は生活費やギャンブルに使っていた。同行は被害に遭った顧客には「補償を含め適切に対応する」と説明している。行員に対しては刑事告発の準備を進めている。


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